[海外ニュース]2019.10.17
11.23ネリvsロドリゲスWBC挑戦者決定戦
WBC&IBFバンタム級前王者対決
 日本ボクシングファンにとって大注目となるバンタム級での一戦が決まった。前WBC(世界ボクシング評議会)同級王者ルイス・ネリ(メキシコ)と、前IBF(国際ボクシング連盟)同級王者エマニエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が、11月23日(日本時間24日)米国・ラスベガスのMGMグランド・アリーナで対決する。メインイベントはWBCヘビー級タイトルマッチ、王者デオンタイ・ワイルダー(米)vsルイス・オルティス(キューバ)の再戦となる。
ウォーレンからネリに変更
 当初は元WBA世界同級スーパー王者ルーシー・ウォーレン(米)と、10月26日(日本時間27日)に米国・ペンシルバニアでWBC世界バンタム級挑戦者決定戦を行う予定だったロドリゲス。しかし、ウォーレンが拳の怪我で出場辞退となり、日程を11月23日に変更。そして、同日に試合を行う予定だったWBC同級1位でシルバー王者のネリに白羽の矢が立ち、両者の挑戦者決定戦が決まる形となった。
ネリvsロドリゲス
 日本でドーピング疑惑、体重超過など失態をみせてきたネリ。しかし、タイトルを剥奪された18年3月の山中慎介戦後も4連勝中と勝ち星を重ね、現在30戦全勝(24KO)としている。
 対するロドリゲスは今年5月に英国・グラスゴーで井上尚弥(大橋)との、WBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)準決勝に2回TKO負けで初黒星を喫し、IBF王座も吸収された。ロドリゲスにとっては井上戦以来の再起戦となる。
勝者はウーバーリvs井上拓真に挑戦
 勝者は11月7日にさいたスーパーアリーナで開催されるWBC世界同級王座統一戦、正規王者ノルディ・ウーバーリ(フランス)vs暫定王者井上拓真(大橋)に挑戦する運びとなる。黄金のバンタムが井上兄弟の周りでさらに騒がしくなってきた。