[インタビュー]2019.10.21
大橋健典「一皮剥けたボクシングを見せる」
王座返り咲きを目指す大橋
 元日本フェザー級王者の大橋健典(30=角海老宝石)が王座返り咲きを目指し、10月26日(土)に後楽園ホールで来年のチャンピオンカーニバル出場を懸けた日本同級挑戦者決定戦に臨む。
 対戦相手は2位にランクされる西のホープ丸田陽七太(22=森岡)。距離感に優れた長身の技巧派で、黒星は17年10月に当時のOPBF東洋太平洋スーパーバンタム級チャンピオン大竹秀典(金子)に喫した一敗のみ。フェザー級に上げてからの直近2戦は敵地後楽園ホールでタフな試合が続いたが、元日本ユース王者の溜田剛士(大橋)に5回TKO勝ち、コーチ義人(Reason大貴)には大差判定で完勝し、メンタル面の成長が特に著しい。
 うかつに踏み込んでカウンターを合わされるのは得策ではないが、中にさえ入れば強烈な左右のフック、アッパーを誇る大橋の土俵なだけに、いかに丸田の懐に入るかがポイント。長丁場も十分に予想され、最後はスタミナ勝負にもなりそうだが、大橋は「後半までに弱らせ仕留める」と自信を示した。