[井上ドネア戦特集]2019.10.17
河野公平氏が井上尚弥との一戦を振り返る
河野氏が3年前の試合を語った
 世界中のボクシングファンが注目するWBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)バンタム級決勝、WBA(世界ボクシング協会)、IBF(国際ボクシング連盟)同級王者の井上尚弥(26=大橋)vsWBA世界同級スーパー王者のノニト・ドネア(36=比/米)まで3週間となった。
 世界中の強豪を完膚なきまでにキャンバスに沈め、今やパウンド・フォー・パウンド(全階級の中で、最も強い選手をランキング形式で表したもの)ランキング上位に位置する井上が、世界5階級制覇のドネアに引導を渡すのか、それとも"フィリピーノフラッシュ"のニックネームを持つドネアが、井上の全勝記録をストップするのか?試合が間近に迫り、世紀の一戦の予想が飛び交っている。
 "モンスター"井上は、これまでのキャリアで3人の日本人と対決しているが、世界戦となると河野公平氏(ワタナベ→引退)ただ一人だ。16年12月に当時、井上が保持していたWBO(世界ボクシング機構)スーパーフライ級王座に挑戦した(井上の6回TKO勝ち)河野氏が、9月中旬に都内某所で当時の試合を振り返り、井上の強さについて語った。