[試合後談話]2019.10.10
元世界王者の長男が戦慄デビュー!
山口圭司氏の長男がデビュー戦を勝利
 元WBA世界ライトフライ級王者の山口圭司氏の長男、山口臣馬(19=白井・具志堅/やまぐち・しんば)が10日に後楽園ホールで開催された「ダイヤモンドグローブ」56.0kg契約4回戦に出場。バンチャー・ナティーキリカーン(タイ)に初回KO勝ちした。
山口が40秒で圧勝
 ジャブで距離を探った山口は、一瞬の踏み込みからワンツーを直撃! 後頭部を打ちつけたバンチャーを見てレフェリーがノーカウントで試合をストップした。
日本で初の親子世界王者を目指す
 見事なワンパンチKOで初陣を飾った山口は、「ジャブでフェイントを入れながら右クロスを狙ったが、こんなに早く終わるとは思っていなかった。うれしいがまだ実感が沸かない」と淡々と試合を振り返った。
 父の試合は見たことがなかった山口だが、中学1年生でボクシングを始めると、圭司氏の現役時代の試合映像を見たという。沖縄水産高校では43戦29勝(7RSC)14敗の成績を残しプロに転向。試合の前に父から電話で「絶対に勝て」とエールを送られたことを明かすと、「目標は世界チャンピオン。近いところではユース王者を目指していきたい」と抱負を口にした。