[立ち話]2019.10.2
粉川拓也が練習再開
2日に所属ジムで粉川をキャッチ
 8月のOPBF東洋太平洋フライ級タイトルマッチで痛烈なTKO負けを喫した、元日本フライ級王者の粉川拓也(34=角海老宝石)が現役続行を希望した。2日、所属ジムで元気な姿を見せた粉川は、「相手も強かったが、初めてKO負けをした俺も弱かったです。このままじゃ終われない」と来年の再起に向け、9月下旬から練習を再開していた。
8/23のラクィネル戦
 粉川は8月23日に後楽園ホールで王者ジェイアール・ラクィネル(22=比)に挑み、初回終了間際に右カウンターで先制のダウンを奪いリズムを掴んだが、サウスポー王者も強烈な左ストレートでポイントを挽回しリードを許さず。すると迎えた8回、細かく足を使う粉川を左アッパーで捉えノックアウト。8回TKO勝ちで2度目の防衛に成功した。
このままじゃ終われない
 試合後、SNSを通じてラクィネルから「ソーリー、思っていた結果と違って」とメッセージが送られたと明かした粉川は、「和訳したものなので違う意味かもしれないですが、屈辱ですよ。ただ、あの一撃で目が覚めた。ジムを移籍してからもう後がないとか複雑に考えていた。こんなに良い環境なのだから、もっとシンプルにボクシングに打ち込む」と一層の精進を誓った。