[試合後会見]2019.9.23
OPBF女子フェザー級戦in大阪
若狭与志枝と藤原芽子
 OPBF東洋太平洋女子フェザー級王者の藤原芽子(真正)が23日、大阪市内のエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)で開催された「REAL SPIRITS.64」のメインイベントで日本女子バンタム級3位の若狭与志枝(花形)を迎えて2度目の防衛戦を行った。強打の両者は開始から強烈なフックを打ち合った。
 
安堵する藤原
 試合は、若狭の突進に苦戦した藤原だったが王者らしく落ち着いた対応でしのぎ切った。開始から左右のフックを振るう若狭に対して、ジャブで距離を掌握した藤原が、下がりながらもコントロールに成功した。3ラウンド終盤、左フックでダウンした藤原だったが5ラウンドにダウンを奪い返し劣勢を跳ね返す力を見せた。判定で勝利をつかんだ藤原が2度目の防衛に成功。
絶対勝ちたかったと藤原
 試合後、大勢の支援者と記念撮影に収まった藤原は、「しんどかった」と試合を振り返った。「ダウンは何をもらったかわかりませんでしたけど、効きました。でも、そのあとは落ち着いて距離を作って対応できたと思います」と笑顔を見せた。「絶対にもう一回世界に行きたいので、負けられませんでした。本当に良かった」と最後は安堵の表情で会見を終えた。
 
右:山下正人会長
 山下正人会長は「ヒヤヒヤしたけど、ダウンのあとは指示通り動いてくれたし、成長したんちゃうかな。落ち着いてたよ。また世界を目指して頑張ります」と先を見据えた。
 
若狭与志枝(花形)
 一方、ダウンを奪いながらも惜敗した若狭は、「チャンピオンは強かったです。やりたいことは出せた部分はあるのですが…。また頑張ります」と悔しさをにじませた。
重厚な打ち合いとなった女子フェザー級