[試合後談話]2019.9.15
琉球戦士が刈谷で大暴れ!
左:二熊と右:長嶺の平仲ジムコンビ
 中日本新人王と西部日本新人王による地区対抗戦が15日、愛知・刈谷市あいおいホールで行われた。この日は沖縄のジム所属の選手が3選手出場し、いずれもKO勝ちで次戦にコマを進めた。
 勝者は11月10日(日)にエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第二競技場)で開催される「西軍代表決定戦」に出場する。
長嶺が豪快KO勝ち
 スーパーフライ級4回戦に出場した長嶺竜久(21=平仲)は原彪真(20=中日)と対戦。原がジャブを突いてリズム感のある攻撃を見せていたが、長嶺の右フックが命中しダウンを演出。チャンスの長嶺は再び強烈な右を炸裂させてキャンバスに沈めた。
次もKO勝利を目指す
 デビューから5戦全勝(5KO)とした長嶺は、「初めて沖縄以外で試合をしたので緊張したが、練習の流れ通りに進めることができた。倒せたのはラッキーでした」と頬を緩めた。
テレビの影響で中学2年生でボクシングを始めた長嶺は、「自分の良さは焦らずスパーリングでしてきたことを試合で出せること。正直、ここまでは出来すぎだが、できれば次の試合も倒したい」と抱負を語った。
左:福永 右:三輪
 フェザー級4回戦では三輪珠輝(23=名古屋大橋)と福永輝(20=沖縄ワールドリング)が激突。福永がガードを固めて力強いパンチで攻め立てると、右フックを決めてダウンを先取。立ち上がってきた三輪に襲いかかると右ショートで試合を終わらせた。
亀田京之介選手と戦いたい
 中部のリングで強さをアピールした福永は、「2ラウンド目から攻めていくつもりだったが、いいパンチが入ったので仕留めにいった」としてやったりの表情。4戦全勝(4KO)で次戦、大阪に乗り込む福永は、「連続KOは意識している。もちろん次も倒します」とKO勝利を約束した。
 昨年2月に15連続KO勝利の日本記録保持者である元WBC世界フライ級王者の比嘉大吾(白井・具志堅)の凱旋試合でデビュー戦を行った福永は、「大吾さんのような選手になりたい」と故郷のヒーローの名前を挙げて目を輝かせた。
これからも倒し続ける
 ライト級4回戦では松岡蓮(20=浜松堀内)と二熊亮成(25=平仲)が拳を交えた。松岡が速いジャブから右を合わせたが2回に入ると、距離を詰めた二熊が右の強打を炸裂させ痛烈なノックアウト勝利を収めた。
 昨年に続き西軍代表決定戦にコマを進めた二熊は、「パンチ力に自信があるので、焦らず攻めることを考えた。最後に決めたパンチは手応えがあった」と笑顔を見せ、「平仲会長のように前に出て倒すボクシングを目指している。昨年は西軍代表決定戦で負けたのでリベンジしたい」と新人王への思いを語った。