[発表会見]2019.7.29
内山高志Presents 賞金トーナメントを開催
KOでボクシングを盛り上げる!
 元WBA(世界ボクシング協会)スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志氏(39)がアンバサダーを務める賞金トーナメントが開催される。その会見が29日に都内の事務所で行われ、イベントを主催する株式会社DANGANから概要が発表された。
 大会は4階級(53kg、56kg、60kg、65kg契約)、4選手による5ラウンドでのトーナメント形式で行われ、準決勝が10月19日(土)、決勝戦は2020年1月でいずれも後楽園ホールで予定され、各階級優勝賞金50万円、さらにKOラウンドにより賞金が出る。
他の格闘技団体には負けられないと瀬端氏
 会見の冒頭、DANGAN瀬端幸男プロデューサーは、「井上(尚弥)君、村田(諒太)君、井岡(一翔)君の活躍で上向きになっているボクシングの人気をさらに上げたい。5ラウンドという短い時間で賞金を出すことで、最初から倒しにいくではないか。盛り上がる試合になってほしい」と大会の趣旨を説明。
 優勝賞金とは別に1ラウンドKOが20万円、2ラウンドKO/15万円、3ラウンドKO/10万円、4ラウンドKO/5万円、5ラウンドKO/3万円が贈られる。今後スポンサーが増えた場合、賞金アップや副賞をつけることも考えているという。
 さらに、来年は賞金をかけたワンマッチでの試合も構想しており、11~12月に大田区総合体育館のような大きな会場でのイベントを検討中。アジア圏のKO率の高い選手の参戦もあると明かした。
ここから飛躍してほしい
 会見に同席した内山氏は、「パンチに自信のある、KO率の高い選手が集まり、ボクシングを初めて見に来るお客さんにも面白いと思ってもらえるような試合を見せてほしい。良い大会になるのではないか」と期待を寄せ、「ゴッドレフト(山中慎介氏)がバンタム級トーナメントで副賞を出すようなので僕も何か考えないといけないですね」と大会の盛り上げに一役買うと語った。
現役時代、74%のKO率を誇った
 内山氏は「短いラウンドになるので、手数が多くなりKO決着も高くなると思う」。「アマチュアからプロに転向したパンチ力のある選手が出ても面白い」と話し、未知の強豪選手の出現を望んだ。
 また、内山高志推薦選手の出場案も記者から飛び出し、「それも面白いですね」と乗り気。内山氏は引退後も体重62kgをキープし、朝のランニング後は60kgだと言うと、「自分も56kgで出場できますね」と話し報道陣の笑いを誘った。
大柴哲代表
 元5階級制覇王者のフロイド・メイウェザーの日本でのマネジメントを行っている「TNT JAPAN」の大柴哲代表は、「TNT JAPANとしてもDANGANさんと組んで日本のボクシングを盛り上げていきたい」とコメント。「来年になるが、メイウェザーの弟子を呼ぶ展開もあると思う」と語った。
KNOCK OUT DYNAMITE賞金マッチトーナメント
イベント名:内山高志presents KNOCK OUT DYNAMITE賞金マッチトーナメント
日時:準決勝 2019年10月19日(土)
     決勝戦 2020年1月予定
※日程は一部変更になる場合あり
場所:後楽園ホール
階級:4階級(53kg、56kg、60kg、65kg契約)※各階級4名予定
優勝賞金:各階級50万円
KO賞金:1ラウンドKO/20万円、2ラウンドKO/15万円、3ラウンドKO/10万円、4ラウンドKO/5万円、5ラウンドKO/3万円
ラウンド数:全階級5ラウンド
試合ルール・原則としてJBCルールに基づいて行う。
・採点の結果引き分けは、審判員が優勢と認めたものを勝者扱いとする。
・偶然のバッティングによる負傷引き分けは、試合の前半の場合は審判員が優勢と認めた者を勝者扱いとする。後半の場合は採点による。採点の結果引き分けの場合は審判員が優勢と認めた者を勝者扱いとする。(公式試合記録は引き分けとする)
・オーバーウェイト等の計量の失格、身体検査での失格は棄権扱いとする。
出場選手:7月29日より募集開始
申し込み締め切り:8月19日
組み合わせ発表:8月下旬
備考:参加申し込み人数が多い場合、ランキング、戦績、KO率、勝率、アマチュア戦績を考慮しトーナメント出場選手を選考する