[試合後談話]2019.7.26
3度目の対決の結末は?
右:佐宗の右アッパーが火を噴いた
 日本ミニマム級14位の佐宗緋月(24=T&T)と市川裕久(29=角海老宝石)が26日に後楽園ホールで開催された「GENKOTSU.5」のメインイベント、ミニマム級8回戦で激突。2年ぶり3度目の対決で凱歌を上げたのは――。
佐宗が激戦を制した
 初回、右アッパーを繰り出す佐宗に対し、市川はワンツー左ボディを決めて応戦。2回に入ると市川の左ボディを皮切りに接近戦でボディ打ちの応酬を見せた。3回、佐宗はジャブを軸に右アッパーで迎え撃ったが、市川も左ボディを決め負けん気の強さを発揮。両者とも譲らなかったが、5回に佐宗が右アッパーでグラつかせると連打で攻勢。懸命にパンチを繰り出す市川を振り切りフィニッシュに持ち込んだ。
泥臭く一番を目指す
 4月のユース王座戦からの再起に成功した佐宗は、「負け越していた時期から移籍して4連勝したのに前回はコケてしまった。ただ、ここからまた這い上がるだけだと覚悟を持って臨んだ。相手も気持ちが強かったが、負けるつもりはなかった」と声を弾ませた。
 今後の目標を聞かれた佐宗は、「年内に日本タイトルに挑戦できる12位以内に復活したい」と抱負を口にした。
最後まで粘りを見せたが…
 一方、佐宗に敗れ対戦成績を1勝1敗1分にした市川は、「最後はまだスタミナと気持ちに余裕があったが、佐宗選手は移籍を経験し、僕に負けられないという気持ちの強さが出ていた。今日は向こうの日でした」と素直に負けを認め、再起を誓った。
採点表