まずは今回が初来日となるアザルコンが秤に上がり、スウェットパンチを履いたままにも関わらず900g下回る46.7kgを計測。笑顔でガッツポーズを決め、「調子は良い。家族のためにも勝つ」と必勝を誓った。

　一方、サウスポーの重岡は100gアンダーの47.5kgでクリアした。プロ4戦目でのタイトル獲得に向け「4戦目でのタイトルは早いと思うが、獲れたら嬉しい。めちゃくちゃ楽しみ」と試合が待ちきれないといった様子。対戦相手のアザルコンについては「153cmの自分より10cmも背が高いのに1kg近くも軽かった。でも良い体はしている」と警戒しつつ、「4～5ラウンド以内に倒す。スピードでは誰にも負けないし、左ボディに注目してほしい」とアピールした。

　重岡が勝てば辰吉丈一郎氏の日本バンタム級王座、井上尚弥(大橋)の日本ライトフライ級王座、田中恒成(畑中)のOPBF東洋太平洋ミニマム級王座などに並ぶ国内男子最短タイ記録での地域王座獲得。日数では10ヵ月2日でWBOアジアパシフィック国内最速記録を更新することになる。