[試合後談話]2019.7.22
日本ランカー対決は豪快KO決着
右:渡部の右ストレートがヒット
 日本フェザー級8位の岩井大(30=三迫)と日本スーパーバンタム級7位の渡部大介(28=ワタナベ)が22日、後楽園ホールで開催された「ダイナミックヤングファイト」フェザー級8回戦で対戦。テクニシャン同士の一戦は、渡部が右クロスを決めて幸先の良いスタートを切った。
渡部がダウンを奪い勝利
 渡部がジリジリと距離を詰めて相手のパンチに右を合わせてリズムと掴むと、左をヒットし攻勢。すると4回、左ボディで岩井の動きを止め打ち合いに持ち込むと、右ストレートが火を噴きダウンを演出した。カウント中に立ち上がった岩井だったが、ダメージを考慮したセコンドからタオルが投入された。
得意の右クロスがよく決まった
 日本ランカー対決を制した渡部は、「以前、岩井選手と対戦した源さん(源大輝=前日本フェザー級王者)にアドバイスをもらったのがドンピシャでハマった。自分の得意な距離でプラン通りに戦えた。個人的には今までで一番良い試合だったと思う」と会心の勝利に胸を張った。
勝利に笑顔を見せた
 フェザー級への転向を明言した渡部は、「日本王座を狙っていきたい」と飛躍を誓うと、渡部を担当する小口忠寛トレーナーは、「げんを担いで10日間禁酒した効果が出た」と勝利を喜んだ。