[前日計量]2019.7.5
尾川堅一「勝つ=KO」
尾川の復帰2戦目
 IBF(国際ボクシング連盟)スーパーフェザー級4位の尾川堅一(31=帝拳)が5日に都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で前日計量に臨んだ。尾川は明日6日に後楽園ホールで開催される「ダイナミックグローブ」スーパーフェザー級10回戦でグレン・メデュラ(23=フィリピン)と対戦する。
KOはついてくるもの
 200gアンダーの58.7kgで秤を降りた尾川は、「前戦は倒し切れなったことは反省点として残るが、悪い内容ではなかった。5ヶ月経ち進化した部分を見てほしいし、自分も楽しみ」と語ると、「お客さんは時間とお金をかけて会場に来てくれる。KOを見せないといけないし、自分も判定勝ちでいいとは思っていない。右でも左でも当たれば倒せる。自分が勝つということはKOだと思っている」とノックアウト勝利を約束した。
完璧な仕上がりを見せた
 尾川はこの試合をクリアすれば、9月7日にIBF世界同級5位アジンガ・フジレ(22=南ア)とのIBF世界挑戦者決定戦が予定されている。尾川は「ボクシングをやっている以上、世界のベルトにこだわりたい。支えてくれるファンやジム、家族のためにも世界を獲ったという形が欲しい。次の試合のことを考えると足元を掬われるので明日に集中するが、勝って弾みをつけたい」と意気込みを口にした。
 試合が決まって3人の息子におもちゃをプレゼントしたことを明かした尾川は、「新しいおもちゃを買って喜んでいる姿を見るとうれしいし、幸せな気持ちになる。これを続けていくためにもどんな試合でも勝ち続けていく」と必勝を誓った。
5回目の来日のメデュラ
 一方、5度目の来日となるメデュラは1.5kgアンダーの57.4kgでパス。世界ランカーの尾川を相手に番狂わせを狙う。