[ニュース]2011.5.22
結果★パスカルvsホプキンス
 勝てば史上最高齢戴冠となる46歳4ヵ月のバーナード・ホプキンス(米)が、WBC世界ライトヘビー級王者ジャン・パスカル(カナダ)に挑む注目の12回戦が21日、カナダのモントリオールで行われた。
○バーナード・ホプキンス(米)
 12回判定
●ジャン・パスカル(カナダ)

 昨年12月の再戦。前回は序盤に2度のダウンを奪ったパスカルが中盤以降のホプキンスの追い上げを凌ぎ辛うじてドロー防衛。両者はWBCの指示に従ってダイレクト・リマッチに臨んだ。
 試合は今回も一進一退の攻防となったが、全体をとおして流れを掴んでいたのはホプキンスだった。4回にピンチに陥ったが、それ以外は大きなトラブルもなくポイントを重ねていった。最終回、パスカルも1万7000人以上のファンの前で意地をみせてポイントを奪い返したが、時すでに遅し。
 採点は115対113、116対112、115対114の3-0だった。ジョージ・フォアマン(米)の45歳9ヵ月を更新する46歳4ヵ月の史上最高齢戴冠を果たしたホプキンスは、「俺は46歳じゃなく36歳の気分だよ」とご満悦。59戦52勝(32KO)5敗2分。
「ホプキンスはグレートなチャンピオンだ」とパスカルも敗北を認めた。

 アンダーカードで行われたチャド・ドーソン(米)対アドリアヌ・ディアコヌ(ルーマニア/カナダ)の元王者対決は、ドーソンが3-0の12回判定勝ちを収めた。採点は117対111、118対110、116対112だった。