[前日計量]2019.6.18
吉田実代「勝って娘をリングに上げる」
吉田が世界へ王手!
 WBO女子世界スーパーフライ級王座決定戦、日本&OPBF女子バンタム級王者の吉田実代(EBISUK'sBOX)対WBOアジアパシフィック女子フライ級王者のケーシー・モートン(比/米)の前日計量が18日に都内のホテルで行われた。無事に計量をクリアした両者は明日への意気込みを口にした。
 試合は19日(水)に千葉・幕張メッセイベントホールで決行され、当日動画配信サービス「Paravi」でライブ配信される。
ワクワクしている
 先に秤に乗った吉田は300gアンダーの51.8kgでクリアした。計量後に自宅で作ってきたサムゲタンを口にする予定だったが、スープを忘れてしまい鶏飯と梅干しだけになったと報道陣を笑いに誘った。
 試合に集中するため離れて暮らしていた愛娘の実衣菜ちゃん(4)とは明日合流する予定。吉田は、「娘の顔を曇らせるわけにはいかない。勝ってリングに上げてありがとうと言いたい」とベルト奪取を誓った。
13秒間のフェイスオフ
 数日前には、知人を通じて総合格闘家の山本美憂からビデオメッセージが届き激励を受けたことを明かした吉田は、「今回の試合が決まってからたくさんの選手と怪我なくスパーリングをすることができた。必ずチャンピオンになって恩返しがしたい」と決意を口にした。
夢を実現させる
 拳を交えるモートンはリミットちょうどの52.1kgを測定した。予備計量で200gオーバーだったモートンはトイレに駆け込み、最後は髪の毛を20㎝切って落とした。吉田をリスペクトしていると話したモートンは、「ボクシングは私の仕事なので、コーチに教えてもらったトレーニングの成果を出すだけ」と意気込みを語った。
試合役員
■WBO女子スーパーフライ級王座決定戦
レフェリー/中村勝彦(日本)
ジャッジ/原田武夫(日本)、スラット・ソイカラチャン(タイ)、アダム・ハイト(オーストラリア)
立会人/安河内剛(日本)