[調印式]2019.6.13
渋谷のど真ん中でフェイスオフ!
井岡とパリクテが10秒間にらみ合った
 WBO(世界ボクシング機構)スーパーフライ級2位の井岡一翔(30=Reason大貴)と同級1位のアストン・パリクテ(27=比)が13日、渋谷109前のイベントスペースで調印式とフェイスオフを行った。
 試合は19日(水)に千葉・幕張メッセイベントホールで行われ、空位のベルトをかけて激突する。約2年2ヶ月ぶりに国内のリングに上がる井岡は、「仕上がりはかなり良い。日本で4階級制覇できるのが楽しみ」と日本人男子初の世界4階級制覇へ意気込みを語った。
 当日午後9時よりTBSで生中継、動画配信サービス「Paravi」でライブ配信される。
緊張感を高めていた
 昨年9月に米国で行われた興行で同じリングに立ったため、パリクテとはこの日が2度目の対面。井岡は、「相手の印象は特にないが、このようなイベントが始まるといよいよだなと思う」と話し、「相手の対策、準備はしてきたが簡単にはいかない。難しい試合になるのを覚悟している」と決意を口にした。
試合を見て何かを感じてほしい
 渋谷を代表するファッションビルの特別会場で行われたイベントということもあり、午前中にもかかわらず通行人が足を止めてイベントを見学。井岡は声援に手を振って応えていた。日本ではこのようなイベントに参加するのは初めてと語り、「試合に向けて盛り上がっていけば良いと思う」と笑みを浮かべた。
100%の準備をしてきた
 一方、黒のジャージに身を包んで登場したパリクテは、「井岡は元世界王者としてのパワーがあるが、これまで練習してきたプロセスを信じて勝ちたい。エンターテインメントあふれる試合を見せたい」とベルト奪取に自信を示した。
多くの見物客がイベントを楽しんだ