中国女子は最大のライバル国家であるインドも押さえて6階級を制した一方で、男子ではリオ五輪・銅メダリストのフ・ジアングアンらを派遣したが、優勝なしに終わったのは、衰退の兆候といえる。一方で中華台北チーム(台湾)は男子のメダルなしでも、女子で金1・銀3・銅2を獲得したのは過去と比較すると成長になる。

　この選手権で毎回、銅メダルをコンスタントに獲得してきた日本女子は、今回、世界ユース選手権2年連続・銅メダルの57kg級・入江聖奈(日本体育大)と入江を最後に破った日本人である54kg級・濱本紗也(日本大)が初戦を突破するにとどまった。

　女子の決着は判定が93試合(91.18%)、RSCが5試合(4.90%)、棄権が1試合(0.98%)、不戦勝が3試合(2.94%)だった。

　女子の全メダリストは次のとおり。

【48kg】
金:GABUCO Josie (フィリピン)
銀:KIM Hyang Mi (北朝鮮)
銅:BALSAN Mungunsaran (モンゴル)
銅:PIN Meng-Chieh (中華台北)

【51kg】
金:PANG Chol Mi (北朝鮮)
銀:NGUYEN THI TAM (ベトナム)
銅:CHANG Yuan (中国)
銅:NIKHAT Zareen (インド)

【54kg】
金:SHI QIAN (中国)
銀:HUANG Hsiao-Wen (中華台北)
銅:MYAGMARDULAM Nandintsetseg (モンゴル)
銅:Manisha (インド)

【57kg】
金:LIN Yu-Ting (中華台北)
銀:TECHASUEP Nilawan (タイ)
銅:MIRZAEVA Yodgoroy (ウズベキスタン)
銅:Sonia (インド)

【60kg】
金:YANG WENLU (中国)
銀:WU Shih-Yi (中華台北)
銅:DEVI LAISHRAM SARITA (インド)
銅:MONKHOR NAMUUN (モンゴル)

【64kg】】
金:DOU Dan (中国)
銀:BAATTH Simranjit Kaur (インド)
銅:SAFRONOVA Milana (カザフスタン)
銅:MELIEVA Maftunakhon (ウズベキスタン)

【64-69kg】
金:GU Hong (中国)
銀:CHEN Nien-Chin (中華台北)
銅:YUNUSOVA Shakhnoza (ウズベキスタン)
銅:SHAKIMOVA Dariga (カザフスタン)

【75kg】
金:LI Qian (中国)
銀:SEON Sujin (韓国)
銅:PAK Un Sim (北朝鮮)
銅:LIN LEE WEI-HSIEN (中華台北)

【81kg】
金:RANI POOJA (インド)
銀:WANG LINA (中国)
銅:SHOLTAY Fariza (カザフスタン)
銅:NGUYEN THI HUONG (ベトナム)

【+81kg】
金:YANG Xiaoli (中国)
銀:NGUYEN THI PHVONG (ベトナム)
銅:KUNGEIBAYEVA Lazzat (カザフスタン)
銅:ERDENESOYOL Undram (モンゴル)