[試合後談話]2019.5.27
伊藤雅雪「本当に厳しい世界」
試合後に健闘を称えあった
 日本時間26日に米国フロリダ州キシミーで2度目の防衛に失敗したWBO(世界ボクシング機構)スーパーフェザー級王者の伊藤雅雪(28=横浜光)が一夜明けた27日、自身のツイッターにコメントを発表した。伊藤にとっては米国プロモーター大手のトップランク社と契約した初の試合で、勝てばWBC王者ミゲル・ベルチェント(27=メキシコ)との統一戦も見えていたが、五輪出場経験を持つ元トップアマのサウスポー、同級9位ジャメル・ヘリング(33=米国)を捉えきることができず、112-116,110-118,110-118の判定0-3で敗れ、王座を失った。
コメント全文
 皆さん、沢山の応援本当にありがとうございました。ご報告が遅くなりましたが、アメリカでの2度目の防衛戦は判定負けでした。
 特に怪我もなくダメージもありません。ポイントは何となく取られている感はありましたが、上手くやられてしまい、それを変える事のできなかった僕の実力不足です。
 この階級でまた同じ場所まで戻ることが、どれだけ難しい事かは分かっているつもりです。獲る事自体、挑戦する事自体が本当に難しいですし。
 これからの事はすぐに決める事はできません。僕だけの気持ちで決められる事ではないですし。
 ただ本当に沢山のご期待を頂いていて、応援して頂いていた方々に、本当に申し訳なく思っています。裏切ってしまい、すみませんでした。
 勝つときもあれば、負けるときもある。そんな事はわかっていて挑戦し続けたいと思っていましたが、本当に厳しい世界です。
 自分のやってきた事には全く後悔はありません。ただこれから自分になにができるか、それをまずは考えます。
 僕が勝つと思っていた人。負けると思っていた人。僕からしたらその全ての人達からパワーをもらっていました。本当にありがとうございました。
 少し家族でゆっくりします。沢山のご連絡を頂いていて、感謝しかありません。自分の気持ちが分かってきてから見させてください。
Thank you very much your support.