[前日計量]2019.5.25
バチバチの打ち合いに期待!
左:阪下と右:坂本が激突
 WBOアジアパシフィック・フライ級王座決定戦の前日計量が25日に大阪市内のジムで行われ、前王者で同級2位の坂本真宏(28=六島)と同級3位の阪下優友(28=角海老宝石)が秤に乗った。試合は明日の26日(日)に大阪市立大学第二体育館のメインイベントにセットされている。
攻撃面を強化してきた
 200gアンダーの50.6kgで計量を終えた坂本は、「残り350gがなかなか落ちなかったが、今朝になってしっかり落ちた」と万全を強調。 世界戦以来の再起戦を母校で行う坂本は、「燃えない理由がない。相手は好戦的な選手なので気持ちで負けずに倒したい」とKO決着を約束した。
 明日は大阪市立大学ボクシングOB会がリングの設営やチケットのもぎりなどイベントをバックアップする。「先輩や後輩たちがサポートしてくれてモチベーションになる。明日は必ずベルトを獲ります」と王座返り咲きに自信を示した。
昨日が誕生日の阪下
 一方の阪下は1回目は200gオーバーだったが、再計量でリミットちょうどの50.8kgでパスした。ジムのサウナを借りて規定体重を落とした阪下は、「焦りはなかったがご迷惑をおかけしました」と頭を下げた。これまで数多くのチャンピオンを作っている洪東植トレーナーとコンビを組んで2戦目となる阪下は、「相手はタフなファイターだが、洪さんの指示通りに動けば結果は自然とついてくる」と意気込んだ。
 明日は競馬の春の祭典「日本ダービー」が行われるが、競馬が趣味の阪下は、「ファイトマネー全額を一点買いする。明日はベルトを獲って馬券も勝ち取る」と最高の一日にすると拳を握った。