試合はパッキャオの持つWBO世界ウェルター級タイトルマッチとして挙行されるが、144ポンド(約65.3キロ)の契約体重で行われる。もともとパッキャオの興行権を持つトップランク社のボブ・アラム・プロモーターは「第一候補がマルケス、第二候補がティモシー・ブラッドリー(米=WBC&WBO世界スーパーライト級王者)、第三候補がザブ・ジュダー(米=IBF世界スーパーライト級王者)」と話していた。アラム氏はマルケスに対し米国時間の16日午後5時を期限として返答を迫っていたが、このほどマルケスが「OK」の意思表示をしたとされる。 　

　LA紙によるとマルケスの報酬は500万ドル(約4億1000万円)で、勝った場合は再戦(実際は4戦目)で1000万ドル(約8億2000万円)が保障されるという。 　パッキャオとマルケスは04年5月に初めて拳を交え、パッキャオが初回に3度のダウンを奪ったものの追い上げを許し、12回引き分けに終わっている。08年3月の再戦は3回にダウンを奪ったパッキャオが2対1の小差判定勝ちを収めている。ちなみに初戦がフェザー級、再戦はスーパーフェザー級のタイトルマッチとして、いずれもラスベガスで行われている。