[試合後談話]2019.5.8
フェザー級ランカー対決は戦慄KO決着
右:大橋の右フックがうなりをあげる
 元日本フェザー級王者で同級8位の大橋健典(29=角海老宝石)とOPBF東洋太平洋同級12位の若林駿(28=K&W)が8日、後楽園ホールで開催された「SLUGFEST.9」フェザー級8回戦で激突。フィニッシュシーンに会場から驚きの声が上がった。
豪快に倒した
 若林が長いリーチを活かして左を飛ばしながら単発の右ストレートをヒット。大橋の返しのパンチを足を使って避けた。リズムを掴んだ若林は集中力を切らさず絶えず動きながら相手のパンチを外し加点。5回、大橋はプレスをかけて右フックを好打し反撃に転じると、7回に渾身の右フックから返しの左アッパーが決まり痛烈なダウンを演出した。大橋が逆転KO勝ちした。
最後は倒しに行った
 強打を爆発させた大橋は、「最後の右からの返しの左は練習していたパンチで手応えがあった。倒れた瞬間、試合が終わったと思った。結果的に倒せてよかった」とKO勝利に声を弾ませた。
 王座陥落後、2連勝となった大橋は、「日本、OPBF、WBOアジア王座どのタイトルでもいいので挑戦してベルトを取り戻したい」と王座奪還に目を輝かせた。
採点表