[海外ニュース]2019.4.24
今週末の海外注目試合
シーサケットvsエストラーダ2、ローマンvsドへニーにドネアvsテテ
 今週の海外注目試合は米国開催の3試合の軽量級世界戦をピックアップ。まずはカリフォルニア州イングルウットのザ・フォーラムで、26日(日本時間27日)に開催される軽量級祭り。WBC(世界ボクシング評議会)スーパーフライ級タイトルマッチ、王者シーサケット・ソールンビサイ(タイ)vs同級1位ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)のリマッチ。そして、WBA(世界ボクシング協会)スーパーバンタム級王者ダニエル・ローマン(米国)vsIBF(国際ボクシング連盟)同級王者TJ・ドヘニー(アイルランド)による王座統一戦。
 また、ルイジアナ州ラファイエットのケイジャン・ドームでは、27日(日本時間28日)にWBA世界バンタム級スーパー&WBC世界同級ダイヤモンド王者ノニト・ドネア(フィリピン)vsWBO(世界ボクシング機構)同級王者ゾラニ・テテ(南アフリカ)によるWBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)準決勝が行われる。
シーサケットvsエストラーダ2
 昨年8月の初戦は序盤を互角に戦ったが、中盤にシーサケットが攻勢に出て抜け出すと、エストラーダもカウンターで応戦。最後まで激しいペース争いの末に2-0の判定でシーサケットの手が挙った。その後、シーサケットは昨年7月にノンタイトル戦を初回KO勝ち。10月に判定勝利で3度目のタイトル防衛に成功した。今年1月に入ってマッチルーム・ボクシングUSAと、ストリーミング配信会社DAZNとの契約合意を果たした。対するエストラーダは昨年9月に判定で、12月には7回TKOで同胞のメキシカンを相手に2連勝と再起に成功し、リベンジのチャンスを掴んだ。
ローマンvsドへニー
 WBA王者ローマンは17年に日本の久保隼(真正)からタイトルを奪うと、昨年2月に松本亮(大橋)に判定勝ち、ゲイビン・マクドネル(英国)に10回KO勝利で2度の防衛を果たしている。対するIBF王者ドへニーは昨年8月に岩佐亮佑(セレス)から王座を奪取し、今年1月に高橋竜平(横浜光)に11回TKO勝利で初防衛に成功した。ローマンはWBAから1位ムラドジャン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)、ドへニーはIBFから1位の岩佐と指名戦が義務づけられており、統一戦後の勝者の選択にも注目だ。
ドネアvsテテ
 WBSSバンタム級準決勝として行われるWBAスーパー&WBCダイヤモンド王者ドネアvsWBO王者テテ。ドネアは昨年11月にジョシュ・バーネット(英国)と対戦し、相手の怪我による棄権で4回終了TKO勝利。バンタム級では約7年ぶりに世界王者に返り咲いた。       
 テテは昨年10月にミーシャ・アロイアン(ロシア)を相手に判定勝利でWBOタイトル3度目の防衛に成功して準決勝進出となった。
 プロモートはWBSSを取り仕切るサウアーランド、中継は英国でスカイ・スポーツ、米国ではDAZNが行う。