○アンドレ・ウォード(米)
　12回判定
●アルツール・アブラハム(アルメニア/独)

　スーパーミドル級最強決定トーナメントの準決勝でもあるこの試合、いつになくアブラハムが序盤から積極的に仕掛けて出た。

　しかし、主導権を握るまでには至らず、4回からはウォードがスピードと手数を生かしてペースを掌握。以後、アブラハムは攻撃の突破口を掴めずに後手に回ることになった。
　

終わってみればワンサイドで、採点は120対108、118対110、118対111と大差がついていた。

　決勝進出を決めたウォードは24戦全勝(13KO)。6月4日に米国アトランチックシティで行われるカール・フロッチ(英)対グレン・ジョンソン(米)の勝者と対戦することになる。敗れたアブラハムは35戦32勝(26KO)3敗。