[試合後談話]2019.4.6
アメリカ帰りの石脇麻生が激闘
激しい打撃戦を繰り広げた
 2018年新人王ライト級西軍代表の石脇麻生(19=寝屋川石田)が6日に後楽園ホールで開催された「ダイナミックグローブ」ライト級6回戦に出場し、齊藤陽二(23=角海老宝石)と対戦した。米国ロサンゼルスで3週間の武者修行をしてきた石脇は、丁寧にジャブを突きながらワンツー、左アッパーで攻め込んだ。
勝敗がつかず
 フィジカルの強さを活かし、前に出る齊藤に対し石脇はジャブを軸にアッパーを織り交ぜ対抗。齊藤の回転力のある連打を浴びたが真っ向から打ち合うと、4回には細かいパンチで後退させた。5回は齊藤のボディ攻撃を受け失点したが、6回に手数を増やして挽回。ジャッジに委ねられた採点は三者三様の引き分けとなった。
次こそは後楽園ホールで勝ちたい
 熱戦を繰り広げるも勝ち星がつかなかった石脇は、「勝ったかなと思ったが…、パンチを効かせた場面でもっとまとめたかった。初回にボディブローを食らいスタミナをセーブしてしまった」と反省の弁を述べたが、「手数とアッパーはよく出せたと思う。以前は見栄えの悪い避け方をしていたが修正できた。アメリカ修業の成果を出せたと思う」と手応えを口にしていた。
これからも挑戦し続ける!
 勝利を逃し悔しい表情を見せた石田順裕会長は、「最後までよく手数が出た。アマチュアキャリアのある選手にかなり成長した姿を見せられたと思う」と愛弟子の成長を褒め称えた。