[試合後談話]2019.4.5
ミドル級に期待のホープが誕生
左:福本と右:国本が激しく打ち合った
 日本ミドル級4位の福本祥馬(28=角海老宝石)と国本陸(21=六島)が5日に後楽園ホールで開催された「ゴールデンチャイルド.125」のセミファイナル、ミドル級8回戦で激突。試合は大阪から乗り込んできた国本が初回から積極的な攻撃でペースを握った。
国本が価値のある1勝を挙げた
 左の差し合いで勝った国本は、右ボディストレートから右フックを好打。対する福本も2回に右アッパーから左ボディを返し挽回した。しかし、3回になると国本がワンツー連打で突き放し攻勢。5回には左フックで大きく体を泳がせた。ランカーの意地を見せる福本だったが、国本は丁寧にジャブから組み立てると、6回にワンツ―を痛打。ラウンド終了直前に渾身の左フックを決めると福本はふらついてダウン。セコンドからタオルが投入された。
アウェーで見事な勝利を収めた
 昨年8月に6回戦デビューして4連勝で日本ランカーを撃破した国本は、「初めての後楽園ホールの試合をKOで勝ててうれしい。今後も頑張って勝ち続けてチャンピオンに挑戦したいです!応援よろしくお願いします!」と敵地での勝利に喜びに浸った。
 六島ジムはOPBF&WBOアジアパシフィック同級王者の野中悠樹(41=井岡弘樹)のベルトに挑戦させたい意向を示した。
採点表