[ニュース]2011.5.14
ビュテが祖国で防衛戦
 IBF世界スーパーミドル級王者ルシアン・ビュテ(ルーマニア/カナダ)の8度目の防衛戦が7月9日、ルーマニアのブカレストで行われることになった。挑戦者はIBF1位のジャン・ポール・メンディ(仏)。
 ビュテはカナダでプロデビューし、モントリオールを主戦場として活躍してきたが、昨年来、何度かルーマニアでの防衛戦を計画。そのたびに試合は延期、中止になってきたが、今回はやっと念願がかないそうだ。戦績は28戦全勝(23KO)。

挑戦者のメンディは王者よりも6歳年長の37歳。アトランタ五輪に出場した経験を持つサウスポーで、30戦29勝(16KO)1分と無敗をキープしている。昨年7月のIBF挑戦者決定戦ではサキオ・ビカ(カメルーン/豪)にダウンを喫したものの、倒れている際に相手が加撃したため1回反則勝ちを拾っている。それ以来の試合となる。

サウスポー同士の対戦となるが、8度の世界戦で全勝(7KO)の実績を残しているビュテが圧倒的有利といえる。ビュテはこれをクリアした場合、秋にミッケル・ケスラー(デンマーク)との対戦が現実化しそうだ。