[ニュース]2019.2.21
世界戦敗退の塙英理加が引退
愛媛県初の世界王者を目指した塙
 OPBF東洋太平洋ミニフライ級王者の塙英理加(UNITED)が20日付けで日本ボクシングコミッションに引退届を提出した。塙は今月17日にメキシコ・カンクンでWBC女子世界ライトフライ級王者のイセニア・ゴメス(メキシコ)に挑んだが、判定2-0で敗退。1年7ヵ月ぶり2度目の世界挑戦であったが、あと一歩手が届かなかった。
試合後はブログに支援者へ感謝の言葉を綴った
 15年7月にデビューした塙は、昨年11月にラストチャンスと決めて臨んだ4度目のタイトル挑戦で悲願のOPBF王座を獲得。その勢いを持ってメキシコに乗り込み王者ゴメスを終始苦しめたが、惜しくも97-93,97-93,95-95の判定2-0で敗れ、この挑戦を最後に区切りをつけることになった。戦績は14戦10勝(4KO)4敗。
塙英理加(UNITED)
 グローブを吊るす決意を固めた塙がボクモバにコメントを寄せた。
 「ボクモバをご覧の皆さんこんにちは。私、ユナイテッドボクシングジム所属の塙英理加はこの度引退を決意致しました。今回の世界戦のため多くの方に支えていただきながら日々努力を重ね、万全の態勢で試合に臨んだにも関わらずダウンひとつ奪えなかったこと、2度も世界戦に挑戦する機会を与えていただきながらも、みすみすベルトを取り逃がしたことは私なりに尽力した結果として真摯に受け止めるとともに己の限界を痛感致しました」。
 「今まで応援して下さった方々、本当にありがとうございました! 世界チャンピオンをもって恩返しできないことは不本意ながら、ここでけじめをつけ新たな人生を歩むことに致しましたことをご報告します。 未熟な私をここまで育てていたいただいた、すべての皆様、応援して下さったすべての皆様に心より感謝申し上げます」。