[試合後談話]2019.2.8
高校生ボクサーが3連勝!
左:佐々木の左フックが火を噴いた
 現役高校生ボクサーの佐々木尽(17=八王子中屋)が8日に後楽園ホールで開催された「DANGANオール4回戦」の第7試合ライト級4回戦で津本尚行(28=世田谷オークラ)と対戦した。
佐々木が初回KO勝ち
 初回から両者ともキレのあるパンチを繰り出しスリリングな打ち合いを展開。しかし、パワーで勝る佐々木が左フックを決めて膝を揺らすと、連打から右をフォローしダウンを演出。立ち上がった津本だが、ダメージが深くレフェリーが試合をストップした。
目標は今年の新人王!
 デビューからの連勝を伸ばした佐々木は、「経験を積むためにジャブで様子を見ようと思ったが、右をもらって熱くなってしまった。左フックに手ごたえを感じチャンスだったので一気に攻めた。今のところ順調なキャリアだが、もっとテクニックを磨いていきたい」と試合を振り返った。
 小学5年から中学3年まで柔道をしていた佐々木は、柔道と並行して中学1年でジムに入門した。この日は髪をミルクティーベージュ色にカラーリングしてリングに上がったが、「来週の火曜日から学校が始まるので黒色に戻します」と笑顔を見せた。
右:花森が打ち勝った
 最終試合では花森成吾(20=JBsports)と橋本拓(24=山木)が53.0kg契約4回戦で激突。初回、足を使いながらワンツーを繰り出す橋本に対し、花森はワンツー、左フックで応戦の構え。2回、花森は左ボディを叩き体力を削りにいくとプレスをかけて多彩な攻撃で攻め立てた。ペースを握った花森は4回、失速した橋本にパンチをまとめてレフェリーストップに持ち込んだ。
1年4ヶ月ぶりの勝利
 昨年の東日本新人王準決勝からの再起戦を飾った花森は、「左ボディが効いているのがわかったので、下(ボディ)から攻めようと思った。力の抜いたジャブを打てたのは収穫だが、攻め切ることができなかったので今日の出来は30点です」と反省の弁を述べた。
 4勝目を挙げてB級に昇格した花森は、「これから連勝してA級まで突き進みたい」と抱負を語った。