[ニュース]2019.2.2
アトム級のアジア頂上対決が実現!
松田と鈴木による王座統一戦
 OPBF東洋太平洋女子アトム級の松田恵里(24=TEAM10COUNT)と日本女子アトム級王者の鈴木菜々江(26=シュウ)が王座統一戦を行うことが決まった。世界へのステップアップを懸けたアジア頂上対決は3月13日(水)、後楽園ホールで開催される女子イベント「VICTORIVA.4」のメインにセットされた。
12月の慶美奈代戦
 アマチュアを経て昨年7月にB級デビューした松田は、12月に男女合わせ日本最速となるプロ2戦目で空位のOPBF王座を獲得。この試合でサウスポーの松田は、プロ10戦目の慶美奈代(真正)を4回に左ストレートで倒すと、その後もヒット&アウェーでポイントを重ね、敵地ながら大差判定勝ちを収めた。
最速で世界を目指す松田と鳥海会長
 指導にあたる鳥海純会長はアマの頃から松田のスピードとテクニックを高く評価し、今回の初防衛戦で王座統一、さらに4戦目での世界挑戦を青写真に描く。
右:鈴木はここまでタフな試合を経験
 一方、日本チャンピオンの鈴木は昨年3月に葉月さな(YuKO)と再戦となる王座決定戦を制し、プロ9戦目で初代日本王座を獲得。8月には荒瀬あかり(ヨシヤマ)を、11月には青木沙耶香(EBISU)を接戦で下し、2度の防衛に成功した。11戦8勝(1KO)2敗1分の戦績が示すように決して派手さはないが、デビュー当初の連敗を糧に地道に練習を重ねるとスタミナを活かし手数で押しきるスタイルを確立。連敗以降は葉月との引き分けを挟み、7連勝と勢いにのる。
負けず嫌いの性格で日本王座まで上り詰めた
 はたして、プロのリングで磨かれた鈴木のファイトがアマエリートを苦しめるのか、それとも松田が数段上のテクニックで鈴木を捌くのか――。世界を切り開くのはどちらだ!?