日本フライ級9位でWBCユース・フライ級王者の畑中建人(畑中)は、元WBC世界スーパーバンタム級王者の畑中清詞氏を父に持ついわゆるサラブレッドだ。幼少から体操で体幹を磨き、ゴルフで集中力を鍛えると高校では運命に導かれるようにボクシングを始めた。高校卒業を機に父が会長を務める畑中ボクシングジムの門を叩いた。プロデビュー後、2年で7戦全勝全KO勝利と日本ランキングを手に入れ順調にキャリアを積んできた。タイトルを狙う今年は、トレーナーを父から高校時代の恩師である元東洋太平洋王者で中京高校教諭の石原英康氏に変更し「いつ何時もボクシングを楽しむ」をモットーに新たなスタートを切った。2019年期待のランカー中部地区一発目は、そんな新たな境地でスタートを切った師弟コンビに話を聞いた。