フロイド・メイウェザーJrに見出され、メイウェザー・プロモーションズに所属するWBAスーパー王者のデイビスが世界王者になったのは昨年の1月。今月行われたライト級王座統一戦で、ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)に敗れたホセ・ペドロサ(プエルトリコ)が当時保持していたIBF(国際ボクシング連盟)スーパーフェザー級タイトルに挑戦し、7回TKO勝利でタイトルを獲得した。2度目の防衛戦で体重超過によりベルトを失うも、今年4月にヘスス・クェジャル(アルゼンチン)とWBA同級スーパー王座決定戦を争い、3度のダウンを奪い3回TKO勝利で2階級制覇を達成した。

　一方、元ゴールデン・ボーイ・プロモーションズで重役をになっていた、リチャード・シェーファー氏が立ち上げたリングスター・スポーツ所属のWBA同級6位のマレス。今年6月にレオ・サンタ・クルス(メキシコ)と、WBA世界フェザー級王座統一戦を行った。15年8月に行われた初戦と同様に、大打撃戦をみせて12,505人の観衆を熱狂の渦に巻き込んだ。(3-0)の判定負けで雪辱を果たせなかったマレスは、4階級制覇を目指してスーパーフェザー級最強と呼び名の高いデイビスへの挑戦を決めた。試合の模様はプレミアムケーブル局「SHOWTIME」が放映する。