[前日計量]2018.12.19
木村隼人と高野誠三が暫定王座を懸ける!
木村と高野が激突!
 日本バンタム級3位の木村隼人(29=ワタナベ)vs同級6位の高野誠三(32=真正)の前日計量が19日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、両者ともリミットの53.5kgを一発でパスした。試合は20日の後楽園ホールのセミファイナルに組まれ、両者は日本同級暫定王座を懸けて争う。
気持ちの良い試合を見せる
 これが4度目タイトル挑戦の木村はリミットちょうどの53.5kgでクリア。今年に入って体が大きくなったので減量がきつかったと語ったが万全のコンディションを見せた。木村は、「これまでは勝ちにこだわりすぎてポイント計算をしてしまっていた。明日はやりあって倒すだけ」と闘志を燃やした。
 拳を交える高野を、「パワーがあるのでフック系のパンチに気をつけたい」と警戒。その上で、「これまで戦ってきた相手が違う。ここを勝って来年の王座統一戦でチャンピオンだと証明したい」と3歳の息子の獅(レオン)君にベルトをプレゼントすると誓った。
必ず勝つ
 一方、神戸から参戦の高野もリミットちょうどの53.5kgでパスした。これがラストチャンスだと語った高野は、「当初は、挑戦者決定戦だったが偶然回ってきたチャンス。勝って必ずものにしたい」と静かに語った。 高野は中学の1学年上の先輩である橋本和樹トレーナーとコンビを組んで2年。固い絆でベルトを掴みにいく。
 9月の王座決定戦で齊藤裕太(花形)が新チャンピオンに就いたが、腫瘍性大腸炎と診断され、12月に予定していた指名挑戦者の鈴木悠介(三迫)との初防衛戦が中止になり、暫定王座が設けられた。勝って来年のチャンピオンカーニバルにコマを進めるのはどちらだ!?