[試合後談話]2018.11.20
鈴木菜々江と青木沙耶香がベルトを懸けて激突!
左:青木 右:鈴木
 日本女子アトム級タイトルマッチが20日に後楽園ホールで開催された「VICTORIVA」のセミファイナルで行われ、王者の鈴木菜々江(シュウ)と挑戦者で同級2位の青木沙耶香(EBISU K'sBOX)がベルトを争った。両者は16年9月に対戦し青木が3回TKO勝利を収めている。鈴木がリベンジを果たし王座を守ったのか? それともタイトル初挑戦の青木がベルトを獲得したのか――。
鈴木が突き放した
 初回から豊富な手数を出し激しいペース争いが繰り広げられたが、鈴木は単発の右を浴びながらも前に出てワンツーの連打で攻め込んだ。中盤以降は鈴木がフィジカルの強さを活かし、青木を押し込むと手数で圧倒した。中差の判定勝ちで鈴木が2度目の防衛に成功した。
スタミナは問題がなかった
 リベンジした鈴木は、「ポイントは取っていると思った。相手はもっと足を使ってくるのかと思ったが、打ち合いにきてくれたので私としてはラッキーだった。前回より戦いやすかった」と声を弾ませた。
 会見に同席した松岡修会長は、「鈴木は絶対的なスタミナはあるが、もっと技術を磨いていかなければいけない。次はOPBF王座を狙わせたいと思う。王座決定戦の勝者に挑戦させたい」と12月1日(土)にエディオンアリーナ大阪で行われる、松田恵里(TEAM10COUNT)と慶美奈代(真正)の勝者に挑む計画があることを明かした。
押し負けてしまった
 一方、王座を獲得することができなかった青木は、「鈴木選手は後半になるにつれてペースを上げてくるのは分かっていた。以前よりフィジカルが強くなっていてサイドに回りたかったが、させてもらえなかった。もう少し距離を取りながら戦ってもよかったが絶対に下がりたくなかった」と唇を噛んだ。
採点表