[試合後談話]2018.11.4
今年も名勝負が生まれた! 東日本新人王決勝戦
左:峯田(帝拳)と右:中村(輪島功一スポーツ)が激突
 「第75回東日本新人王決勝戦」が4日に後楽園ホールで開催され全階級で中止がなく、12試合で熱戦が繰り広げられた。
 試合の模様は日テレG+で11月11日(日)午後8時30分~午後11時30分で放送される。 
MVPは峯田光(帝拳)
 2018年東日本新人王の三賞は以下の通り。
 最優秀賞(MVP)は、中間距離での激しいペース争いの中、右カウンタ―でダウンを奪うと、再び右でキャンバスに沈めたフェザー級の峯田光(22=帝拳)が受賞した。
 5戦全勝(3KO)とした峯田は、「MVPは獲れたらいいなと思っていた。これまでトロフィーをもらうことがなかったので素直にうれしい。対峙して相手のパンチが見えるなと思った。次の試合も力まず臨みたい」と声を弾ませた。 
敢闘賞は橘ジョージ(協栄)
 敢闘賞は、ライト級の橘ジョージ(24=協栄)が獲得。開始早々、山本祥吾(26=ワタナベ)を右カウンターで倒すと、2回にも右でダウンを奪い優位に進め、最後はボディ攻撃から連打でストップを呼び込んだ。
 三賞をもらえるとは思っていなかったと語った橘は、「賞をもらえてうれしい。詰めるところでまだ行き切れなくて反省が残る。全日本新人王を確実に獲って25歳までに日本王者になりたい」とコメントした。
技能賞は荒川竜平(中野サイトウ)
 技能賞は出入りのボクシングを心がけ左ストレートでダウンを奪うと、2回にも左で再度ダウンをゲット。懸命にパンチを繰り出す太田憲人(29=ワタナベ)をキャンバスに沈めたフライ級新人王の荒川竜平(29=中野サイトウ)が受賞した。
 4月の対戦では2回TKOで敗れた荒川だがリベンジを果たした。「ダウンを奪ったが、5ラウンド戦うつもりでじっくり攻めた。相手の気持ちが強かったので、距離をしっかり取って戦うことを心掛けた。昨年は決勝戦で負けて表彰式の時にリングサイドで涙を流していたので、この山を越えることができて本当にうれしい。自分のスタイルを貫き次も勝ちたい」と喜びに浸った。
東軍代表
 勝者は11月18日(日)にエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)で行われる西軍代表決定戦の勝者と、12月23日(日)に後楽園ホールで全日本新人王決定戦で激突する。
帝拳ジムからは4人の東日本新人王が誕生