[JPBA理事会]2018.11.1
プロ・アマが関係向上に前進
1日のJPBA臨時理事会
 日本プロボクシング協会(JPBA)は1日に都内で臨時理事会を開き、終了後の会見で国内の「アマチュアボクシング」を統括する日本ボクシング連盟と関係向上に向けたプロ・アマ協議会を設立すると発表した。先月、福井で開催された国民体育大会で、同連盟の内田貞信新会長も「年内にもプロ・アマ問題を話し合う場を持ちたい」と話しており、連携困難なボクシングのプロ・アマが状況に応じて協調し、双方の発展に向けて、親睦を深めることになった。
 プロ側の対策委員長には、内田会長と近畿大学ボクシング部の同期でRK蒲田ジム・現会長の柳光和博氏が就任。今後は対策委員会を中心に連盟と協議を重ねていくことになる。柳光氏は、まずは双方の意見をすり合わせていくとした上で、「キッズ大会」、「プロ側のアマ選手の引き抜き」、「オリンピックへのプロからの参加」といった諸問題についてルール作りをしていきたいと話し、プロ・アマの関係向上を歓迎。内田氏とすでに挨拶を交わしている渡辺均協会長も「底辺を広げていくためにも双方の協力は必要」と前向きな姿勢を示した。
 また今回の理事会では、各地区でバラバラだったファイトマネーのガイドラインを全国で統一することも承認され、来年にも選手とジムに向けた講習会を開くと発表された。