[ニュース]2011.5.5
両者の戦力分析
 5月7日(日本時間8日)、米国ネバダ州ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナで行われるWBO世界ウェルター級タイトルマッチ、マニー・パッキャオ(比)vsシェーン・モズリー(米)の世紀の一戦を目前に控え、ここで両者の戦力を分析してみたい。
パッキャオ戦力チャート
 ともに群を抜くスピードを有しているが、モズリーがハンドスピードにおいて優れているのに対し、パッキャオの場合はハンドスピードはもちろんのこと踏み込みや体そのものの動きの速さが際立っている。
モズリー戦力チャート
 全体的なパワーではモズリーも引けを取らないが、一発の破壊力という面ではパッキャオの左ストレートが上か。パッキャオの唯一ともいえる泣きどころがタフネス面であろう。特にモズリーの右ストレート、左の上下を被弾した場合は予想できないシーンが見られるかも。
 ともにプロで50戦を越す試合をこなしており、世界戦だけでもパッキャオが14試合、モズリーは21試合を経験している。ポテンシャルの面では32歳のパッキャオが39歳のモズリーの上を行く。チーム力でもフレディ・ローチ・トレーナーとのコンビが10年を迎えるパッキャオが上か。モズリーはナジーム・リチャードソン・トレーナーとのコンビで過去3戦しているが1勝1敗1分に終わっている。