[予備検診]2018.10.4
井上尚弥「パヤノをリスペクトしている」
井上とパヤノが2度目の対面
 WBA(世界ボクシング協会)バンタム級タイトルマッチの予備検診が4日、都内のホテルで行われ、王者の井上尚弥(大橋)と挑戦者で元WBA世界同級スーパー王者のファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)が会場に姿を現した。7月のロシア・モスクワでの組み合わせ抽選会以来の対面となった両者は、笑顔で握手をかわした。
 井上は10月7日(日)に横浜アリーナで開催される「FUJI BOXING」でWBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)準々決勝に臨む。試合の模様は当日午後8時00分からフジテレビ系列で全国生放送される。
気を引き締めて戦う
 あらためてパヤノの印象を聞かれた井上は、「アマチュアの実績があり、リスペクトしている。オリンピックにも出場していてテクニックを兼ね備えた選手なので気を抜けない」と語ると、「調子良く仕上がっている。当日はどんなボクシングを見せられるか楽しみ」と好調をアピールした。
 会見に同席した大橋秀行会長は「常に落ち着いていてこれまでの相手と違う。倒すか倒されるかの覚悟で、当日は腹を決めて勝負にくるのではないか」と警戒心を強めた。
6㎝のリーチ差も気にならない
 一方、黄色のTシャツ、ハーフパンツ、サンダルというカジュアルな姿で予備検診に臨んだパヤノ。王者を見て「良い準備をしてきているなと思った。何をするべきか分かっているので好戦的な試合をしたい」と意気込みを口にした。
前戦からほとんど数値は変わらず
王者:井上尚弥(大橋)
身長:165.0cm
頸周:34.0cm
胸囲:91.0cm
リーチ:171.0cm
血圧:129/80mm/Hg
脈拍:71/min
体温:36.8℃
身長、リーチとも井上が上回った
挑戦者:ファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)
身長:164.7cm
頸周:36.5cm
胸囲:88.0cm
リーチ:165.0cm
血圧:115/65mm/Hg
脈拍:51/min
体温:36.5℃