初回からフアレスが左右のロングフックを振りながら前進を続ける。サンチェスは右ストレート、左フックをカウンターで決めるが、被弾しながら前に出るフアレスに押されてロープを背負った。最後まで主導権を握り続けたフアレスが100-90、99-91、98-92の3-0で判定勝ちした。
　フアレスは2015年にWBO世界Sバンタム級王座決定戦に出場したがノニト・ドネア(比)に判定負け、今年1月にはWBO世界Sバンタム級暫定王座決定戦でアイザック・ドグボエ(ガーナ)に5回TKOで敗れた。試合後には「再び世界を狙いたい」とコメントしている。ドグボエ戦後3、4、9月と精力的にリングに上がっているフアレスは戦績を29戦23勝(17KO)6敗とした。敗れたサンチェスは22戦18勝(9KO)4敗。