[日連騒動]2018.8.11
終わり見えず!激動する「無冠の帝王」
いまだマスコミが張りつく山根前会長
 現役の理事からも事実上の退任要求をされたのちに日本ボクシング連盟の会長を辞任表明した山根明・前会長だが「死ぬまでアマチュアボクシングに関わる無冠の帝王」を豪語するなどして、いまだ競技関係者の枠を大きく超えた社会的関心を集める状況が続いている。
客員教授就任時は感激していたが…
 辞任表明の翌日に開かれた『日本ボクシングを再考する会』の記者会見でも「山根会長はいったい何を辞任したのか、会長だけか、理事か。それとも県連の役員もすべてか」に明確性を求められており、これについては、事実上の弁護側となる吉森照夫・日本連盟専務理事のコメントでも曖昧となっていた。ここに焦点が絞られている大きな理由は、告発側への山根前会長の反撃の糸口になりかねないからだ。
 騒動が大きくなったことで山根前会長は、日本大学・客員教授を「不適切」と判断されて解任されたり、代理人弁護士が1日で辞めるというドタバタも起こっているが、本人のみならず家族や身近な役員にいたるまでマスメディアの注目度は高まったままで、山根前会長は「近々、本を発売する」とまで息巻いている。