[試合結果]2018.8.4
IBF世界スーパーフェザー級王座決定戦
ディブvsファーマー
 オーストラリア・シドニーのテクノロジーパークで3日に行われた地元出身の同級3位のビリー・ディブ(32=オーストラリア)と海外初試合となる同級4位のテビン・ファーマー(28=米国)のIBF(国際ボクシング連盟)スーパーフェザー級王座決定戦。空位となっていた新王者はどちらになったのだろうか?
ファーマーが判定勝利!
 試合はサウスポーのファーマーが軽快な動きとシャープなカウンターでディブに思うようなボクシングをさせず、3-0(118-109、119-108、120-107)の判定勝ちした。ファーマーは9回に左フックでダウンを奪い、続く10回も左ストレートでディブのマウスピースを吹き飛ばし試合を決定づけた。さらに11回も米国人の左アッパーでオーストラリア人はダウンしたかに見えたが、これはスリップの判定。最終12回、デイブは必死の猛攻を仕掛けるたが、ファーマーには届かずに試合終了となった。
世界スーパーフェザー級王者はファーマー、デービス、ベルチェル、マチャドに伊藤!
 前戦の尾川との決定戦がノーコンテストとなったことで、ファーマーはこれが世界初挑戦での王座獲得となった。新王者となったファーマーに対し、このIBFタイトルを手放した現WBA同級スーパー王者のジャーボンタ・デービス(米国)が統一戦を熱望している。またWBO同級には先週末に新王者となった伊藤雅雪(伴流)、WBAには正規王者で無敗のアルベルト・マチャド(プエルトリコ)、WBC王者はミゲル・ベルチェル(メキシコ)と魅力的な王者が君臨。今後の王者同士の統一戦戦に大いに期待したい。