ティナンパイと5年前に対戦し、6回TKO負けを喫している福本は100gアンダーの72.4kgで秤を降りると、「一度負けている相手なので絶対にリベンジする」と気を吐き、「勝って、坂本さんに良い形で繋げる」と約束した。
　対し、7度目の来日と経験豊富なティナンパイは71.5㎏と余裕でパス。カップラーメンを頬張りながら「勝ったのは昔のこと。福本は決して分の良い相手ではない。精一杯頑張るだけ」とコメントした。

　また、第7試合のライト級8回戦でタイ国同級王者のアンポン・スリヨー(タイ)と対戦する日本同級5位の斎藤一貴は、現在5戦全勝5KOをマークする同ジムのホープ。ライト級の61.2kgを100gアンダーでクリアした斎藤は、「いつもKOを狙っている訳じゃないが、チャンスがあれば倒したい」と意気込み、来年の日本王座挑戦権を懸けた最強挑戦者決定戦への出場に意欲を示した。

　さらに、第6試合でフィリピン王者を相手に移籍2戦目に臨む日本スーパーライト級6位のアオキ・クリスチャーノは、リミットの63.5kgを400g下回りクリア。「前回は(1ラウンドで終わり)楽しむことができなかったので、今回は試合を楽しみたい。KO勝ちしてオヤジの肩車に乗りますよ」と勝利を誓った。