カーンは今年の1月、犬猿の仲だったマッチルームボクシングと電撃契約、4月に英国・リバプールにて16年5月のサウル"カネロ"アルバレス(メキシコ)戦で破れて以来、約2年ぶりの復帰戦を僅か初回39秒でTKO勝利を納め今回の復帰2戦目を迎える。一方ここまで34戦29勝(14KO)3敗2分の戦績を残しているバルガスは、その黒星の中に15年4月にエロール・スペンスJr(米国)、16年11月にダニー・ガルシア(米国)などの米国トップファイターに破れた試合も含まれているタフな右ファイターだ。今回のバルガスとの試合を無事にクリアすれば、再びウェルター級での世界トップ戦線に挑戦する意向をカーンは示している。復帰2戦目はその内容にも注目したい。