岡山市職員でもある池山は14年5月に決定戦を制しWBO王座を獲得。40歳を過ぎての戴冠だったが以後、抜群のスタミナと技術を武器にベルトを守り、昨年11月に敵地・後楽園ホールでOPBFミニマム級王者の花形冴美(花形)の再挑戦を受け、前回と同じ判定1-1のドローながら6度目の防衛に成功した。岩川とは13年12月に6回戦で対戦し、判定2-0で勝利している。
　王座陥落=引退のプレッシャーのなかで自身が持つ国内最年長防衛記録を更新し続ける池山と、先日の会見で「ラストチャンス。何がなんでも獲る」と意気込む岩川。はたしてどちらの意地が上回るのか注目だ。
 

　また、この日は愛知・刈谷市あいおいホールで日本ユース・スーパーバンタム級王者の水野拓哉(松田)のV3戦、エディオンアリーナ大阪でOPBFライト級王者の中谷正義(井岡)のV10戦、沖縄ではWBO女子世界ライトフライ級王者の天海ツナミ(山木)の初防衛戦、熊本では前WBO世界ミニマム級王者の福原辰弥(本田フィットネス)の再起戦と、各地でボクシングイベントが開催される。