[ニュース]2018.6.24
試合結果:ベルチェルvsバロス
WBC・S・フェザー級戦 ベルチェルvsバロス
 23日(日本時間24日)メキシコ・ユカタン州メリダのポリフォム・ザムナにてWBC(世界ボクシング評議会)スーパーフェザー級タイトルマッチ、王者ミゲール・ベルチェル(26=メキシコ)vs元WBA(世界ボクシング協会)フェザー級王者で現WBCフェザー級9位ジョナサン・バロス(34=アルゼンチン)の試合が行われた。
ベルチェルの強打が爆発!

WBCスーパーフェザー級タイトルマッチ
◯ミゲール・ベルチェル(メキシコ)
3回TKO勝利 1:53
×ジョナサン・バロス(アルゼンチン)

 地元メリダの声援を受けるベルチェルは初回からプレッシャーをかけ、ジャブから左右ボディに強烈なブローを叩き込んだ。そして2回終了間際、左フックでバロスからダウンを奪うと、3回にも右でダメージを与え2度目のダウンを追加。試合再開後、王者の追撃でロープにつまる挑戦者は、崩れるようにこの日3度目のダウン。その瞬間、挑戦者側のセコンドが立ち上がったバロスを救うため、リングに入ったことで試合はストップ。バロスはこれに対し激しく抵抗を見せていたが、セコンドがコーナーで抱きしめながら挑戦者を諭していた。3回TKO勝利となりV3を達成したベルチェルの戦績は35戦34勝(30KO)1敗、王者の攻撃力の前に敗北を喫したバロスの戦績は48戦42勝(23KO)5敗1分となった。

伊藤が挑戦するWBO王座決定戦は7.27@米国フロリダ
 世界に向けた日本のスーパーフェザー級と言えば、WBO(世界ボクシング機構)スーパーフェザー級2位の伊藤雅雪(27=伴流)がWBO同級1位のクリストファー・ディアス(23=プエルトリコ)と、ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)が返上した空位の王座をかけた決定戦が、7月28日(日本時間29日)に米国フロリダ州キシミーで行われる。伊藤にはこの難関を突破して、防衛を果たしたWBC王者のベルチェルなどの他団体王者との争いで、新たな日本の世界スーパーフェザー級時代を築くことを期待する。世界初挑戦まで残り約1ヶ月、伊藤の奮闘を見守りたい。

*試合の模様は29日午前11時からWOWOWエキサイトマッチで生中継される。