[ニュース]2018.6.17
試合結果:スペンスvsオカンポ
スペンスvsオカンポ
 16日(日本時間17日)、米国テキサス州ダラス・フォードセンターでIBF(国際ボクシング連盟)ウェルター級タイトルマッチ、王者エロール・スペンスJr(28=米)vs同級3位カルロス・オカンポ(22=メキシコ)が行われた。無敗同士の注目の一戦は、初回に衝撃的な展開が待っていた。
地元ダラスでスペンスJrが初回で決めた!
◯エロール・スペンスJr(米)
1回KO 2:59
×カルロス・オカンポ(墨)

    地元ダラスで14200人の大観衆を集めたスペンスは初回、攻め込むオカンポに対し、すぐさまプレッシャーで返した。そして終了間際、ロープに詰めた王者はローブロー気味に入った左ボディの後、続けて放った左右のボディフックで挑戦者をキャンバス送りに。立ち上がることができない無敗のメキシカンはそのままカウントアウト。米国期待のスペンスJrがV2を達成した。
 試合後に王座統一戦を希望したスペンスJrの戦績は、24戦24勝(21KO)。実力を見せる前に敗れたオカンポは23戦22勝(13KO)1敗となった。
日本ウェルター級を背負う小原佳太、もう一度、立ち上がれ!
 現在、ウェルター級で世界ランキングに入っている日本人はIBF8位の小原佳太(31=三迫)のみ。その小原は8月9日(木)に開催される「ダイヤモンドグローブ」でWBOアジアパシフィック同級王者のアルビン・ラガンベイ(23=比)とのダイレクトリマッチが決定している。世界の壁が厚いウェルター級において、日本で世界レベルで戦える可能性があるのは小原しかいない。日本人未到のウェルター級世界王者に辿り着くため、小原の次戦に注目したい。