[前日計量]2018.6.1
竹迫司登 豪快なKOを見てほしい!
8戦全勝(8KO)の竹迫が明日のメインに登場!
 日本ミドル級王者の竹迫司登(26=ワールドスポーツ)が、明日2日に後楽園ホールで開催される「ダイナミックグローブ」のメインイベントでタイ人を相手にノンタイトル戦を行う。当初は日本でタイトル挑戦経験のあるジョエル・デラ・クルス(比)が予定されていたが、タイ国ミドル級1位とアナウンスされるチャイワット・ムアンポン(32=タイ)に変更。現在8戦全勝(8KO)とパーフェクトレコードを更新中、さらにすべて3ラウンド以内で決着をつけている竹迫は1日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われた前日計量に姿を現し、「KOにはこだわりを持っている。今回も壮絶なKOに期待してほしい」と気を吐いた。
どのように倒すのか見てほしい
 今年3月に西田光(川崎新田)を衝撃的な初回TKOで破り王座を獲得した竹迫は、あまりの破壊力の代償なのか、挑戦者探しに難航。タイトル戦を断念し、今回は73.0kg契約10回戦に臨むことになった。100gアンダーでパスした竹迫は、プロ初のメインイベンターを喜ぶ半面、「明日の試合ではまだ客席が埋まらないと思う。そこが悔しい。会場を盛り上げ、客を呼べる選手になりたい」とコメント。複雑な表情を浮かべたが、先日のチャンピオンカーニバル選考会でMVPに選出されたことに話が及ぶと、「実力者揃いのチャンピオンの中で選ばれ、素直に嬉しいし励みになる。賞金は引っ越し費用に充てたい」と笑顔を見せた。
初来日のムアンポンは72.7㎏でパス
 相手は竹迫にとってプロ初のサウスポー、さらにムエタイの元チャンピオンと知らされたが、情報が少ない中でも「サウスポーは得意ではないが苦手意識もない。手応えのある対策をしてきた。それに少しでも強い方が燃える」と意気込み、「ただ倒すのではなく、駆け引きをしながらしっかりと組み立て、フィニッシュに持っていきたい」とKO記録更新を約束した。