[海外ニュース]2018.5.29
「クロフォードを恐れてなどいない」
ジェフ・ホーン

 WBO(世界ボクシング機構)ウェルター級王者ジェフ・ホーン(30=豪)は6月9日(日本時間10日)、米国ネバダ州ラスベガスのMGMグランドで、ライト級、スーパーライト級に続く3階級制覇を狙う1位のテレンス・クロフォード(30=米)を相手に2度目の防衛戦を行う。厳しい戦いが予想されているが、ホーンは「私はクロフォードのことを恐れてなどいない。攻略プランもある」と自信をみせている。

 ホーンは昨年7月にマニー・パッキャオ(比)を12回判定で破って王座を獲得し、12月にはゲイリー・コーコラン(英)を11回TKOで下して初防衛に成功している。12年ロンドン五輪出場後にプロ転向を果たし、ここまで19戦18勝(12KO)1分と無敗を保っており、それも自信の根拠のひとつになっているのだろう。ホーンは「自信がなければリングに上がるべきではない。私は今回の試合のためにハードなトレーニングをこなしてきた。全般をとおしてプレッシャーをかけるつもりだ」と策の一端を明かしている。そして「彼の左は顔面、ボディとどちらも強い。スイッチもするけれど問題はない。こちらにもプランがある」と難敵撃退に自信をみせている。ただし、その自信とは裏腹にオッズは7対1でクロフォード有利と出ている。この試合に向けホーンは30日にオーストラリアのブリスベンを出発する予定だという。