[ニュース]2011.4.20
結果★クワンタイvsラクマン
 WBA世界ミニマム級王者クワンタイ・シスモーセン(タイ)は19日、地元タイのバンコクで元IBF同級王者モハメド・ラクマン(インドネシア)を迎えて初防衛戦を行った。
○モハメド・ラクマン(インドネシア)
 KO9回1分29秒
●クワンタイ・シスモーセン(タイ)

 32戦31勝(17KO)1分の29歳の王者が圧倒的有利とみられていた一戦。はたして予想どおりの展開となった。クワンタイは2回に先制のダウンを奪い、その後も39歳の元王者をコントロールして着実に初防衛に近づいていた。異変が起きたのは9回のこと。ラクマンが放った右がヒットし、さらに追撃のコンビネーションで王者がキャンバスに落下したのだ。立ち上がったクワンタイは試合再開に応じたが、ほどなくしてラクマンの右ボディブローを浴びて再びキャンバスに逆戻り。そのまま立てずに10カウントを聞かされた。
 新王者ラクマンは04年から07年までIBF同級王座を保持していた実績を持っているが、最近の7戦に限ってみれば2勝5敗と不振だった。戦績は79戦64勝(33KO)10敗5分。

 なお、クワンタイ対ラクマンの前座には元WBA世界スーパーバンタム級王者プーンサワット・クラティンデーンジム(タイ)が登場。エリック・バルセロナ(比)に6回負傷判定勝ちを収め、同級PABA王座を獲得した。採点は59対54が二者、58対55は一者だった。プーンサワット陣営は年内にも王座奪還を狙いたいとしている。