[海外ニュース]2018.5.24
46歳ムックが挑戦者決定戦に出場

 この数日、47歳のフィラト・アルスラン(独=クルーザー級)や49歳のアントニオ・ターバー(米=ヘビー級)のニュースが続いたが、今度はWBC(世界ボクシング評議会)スーパーミドル級16位、46歳のロレンガ・ムック(コンゴ民主共和国/デンマーク)が挑戦者決定戦に出場することになった。ムックは9月15日、ドイツのケルン近郊ヒュルトでWBC同級5位アブニ・イリディリム(26=トルコ)と対戦する。

 ムックは1991年5月のプロデビューというから、足かけ28年のキャリアということになる。戦績は57戦42勝(13KO)14敗1分。KO率は高くないが、KO負けはのちに世界2階級制覇王者になるデビッド・ヘイ(英)に喫した一度だけというタフガイでもある。今年1月、元世界王者ドミトリー・チュディノフ(露)に10回判定勝ちを収めて世界戦線に割り込んできた。15年以降は11連勝(1KO)と好調だ。一方のイリディルムは昨年10月、参加した「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」スーパーミドル級初戦でクリス・ユーバンク・ジュニア(英)に3回KO負けを喫したが、その後は3連勝を収めている。20戦19勝(11KO)1敗。