[調印式・会見]2018.5.23
井上尚弥「マクドネルは過去最強の相手」
決戦まで残り2日!
 WBA(世界ボクシング協会)バンタム級王者のジェイミー・マクドネル(32=英)と挑戦者の井上尚弥(25=大橋)の調印式と会見が23日、都内のホテルで行われた。井上は25日に大田区総合体育館で開催される「FUJIBOXING」でのメインで世界3階級制覇を目指す。
※試合の模様は当日の午後7時57分から午後9時55分(延長の場合あり)までフジテレビ系列で全国放送される。なお前売りチケットはすでに完売し、当日券も発売されない。
チャンスがあればKOを狙っていく
 大一番を直前に控えた井上は「バンタム級に上げたことで減量も多少は楽になり、コンディションも良く仕上がった。バンタム級初戦で過去最強のマクドネルと戦えることに感謝している」と話し、落ち着いた表情を見せた。
全空間を支配する
 今回の試合は、米国スポーツテレビ局の有料配信サービス「ESPN+」にてライブ配信されることが決定しているが、「注目されている試合だと実感している。この先にあるバンタム級のトーナメント(WBSS=ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)やビッグマッチに繋がる大事な試合なのでハッキリした形で決めたい」と意気込んだ。
この試合に勝って世界中に名前を知ってもらう
 一方、あえて敵地で防衛戦に臨むマクドネル。海外記者から「母国で試合をしたがるチャンピオンが多い中、何故あなたは様々な国で試合をするのか」という質問に対し「バンタム級で最強なのは自分だと証明したい。他の国に良い選手がいると聞いたら自分から行動を起こしたい。何故、自分の国に来るまで待たないといけないのか。どこで戦っても私が勝つ」と答え、王者のプライドを見せた。
両者とも違うメーカーのグローブを使用
 調印式の後はグローブチェックが行われ、井上は日本製ウイニングの黒色、マクドネルはアメリカ製グラントの金色のグローブを選択した。
明日は前日計量
■試合役員
レフェリー/ルイス・パボン(プエルトリコ)
ジャッジ/オリバー・ブリエン(ドイツ)、イグナシオ・ロブレス(パナマ)、ピニット・プラヤドサブ(タイ)
立会人/レンツォ・バグナリオル(ニカラグア)