[試合後談話]2018.5.11
熱戦が続いた11日の後楽園ホール!
栗原の左フックが光った
 日本バンタム級11位の栗原慶太(24=一力)が11日、後楽園ホールで開催された「A-sign.Bee.13」に出場し、54.5kg契約8回戦で3戦3勝(2KO)の渡部哲也(26=青木)と対戦した。試合は初回にパンチ力に自信のある栗原が攻め立てた。
強打が炸裂した!
 ジャブを飛ばし距離を取る渡部に対し、栗原はプレスをかけてチャンスを伺った。すると、左フックでグラつかせコーナーに詰めて怒涛の連打。強打を浴びた渡部は崩れ落ちるようにダウンするとレフェリーはノーカウントでストップした。
自分の試合でお客さんを呼びたい
 衝撃のKO勝ちでメインイベントを締めくくった栗原は「身長の高い相手と戦うのは初めてだったが、ボディから攻めていく作戦で理想的な展開だったと思う。自分がメインに相応しいか疑問だったが、KOで勝てたので良かった」と白い歯を見せた。試合中、昨年6月に拳を交えた現WBOアジアパシフィック・バンタム級王者の勅使河原弘晶(輪島功一スポーツ)のことが頭をよぎったという栗原。「まだ、挑戦できる立場ではないが、何かしらタイトルを獲って再戦したい」とリベンジを誓った。
澤田のパワーが勝った
 セミファイナルではスーパーバンタム級8回戦で、日本同級15位の臼井欽士郎(38=横浜光)と日本バンタム級14位の澤田京介(30=JBSPORTS)が激突。序盤は、澤田が足を使い右を当てると臼井に的を絞らせず。3回、臼井が左ボディを決めれば澤田もお返しとばかりに左ボディからワンツーを返した。6回、澤田は右フックで後退させるとロープに詰めてダウン寸前まで追い込んだ。7回、激しい打ち合いとなったが、澤田が打ち勝つと相手陣営からタオルが投入された。
評価の高い相手と戦いたい
 引き分けを挟んで11連勝を飾った澤田は「思っていた以上に接近戦で戦えて押し負けなかった。相手がジャブを嫌がっているのがわかった。連勝記録は気にしていないが、これからも勝ち続けたい」と大粒の汗を拭って試合を振り返った。